間接目的語(complemento oggetto indiretto) は、動作が 誰に向けられるか を表す語で、日本語では多くの場合「〜に」に当たります。イタリア語では通常 前置詞 a を伴って表されます。
例えば次の文を見てみましょう。
Do un libro a Maria.
私はマリアに本をあげる。
この文では a Maria が「誰に本をあげるのか」を示しており、これが 間接目的語 です。
もう一つ例を見てみます。
Scrivo a Marco.
私はマルコに書く。
ここでも a Marco が間接目的語になります。
間接目的語は、代名詞で表すことができます。これを 間接目的語代名詞(pronomi indiretti) と呼びます。主な形は次の通りです。
mi 私に
ti 君に
gli 彼に
le 彼女に
ci 私たちに
vi あなたたちに
gli 彼らに/彼女たちに
例を見てみましょう。
Do un libro a Maria.
私はマリアに本をあげる。
これを代名詞で表すと
Le do un libro.
私は彼女に本をあげる。
また
Scrivo a Marco.
私はマルコに書く。
代名詞を使うと
Gli scrivo.
私は彼に書く。
このように、間接目的語代名詞も通常 動詞の前 に置かれます。
また、話し言葉では複数の gli(彼らに/彼女たちに)の代わりに gli を使うことがありますが、より丁寧な文章では loro を用いることもあります。
Do il libro a loro.
私は彼らにその本を渡す。
このように、間接目的語は「誰に」「誰のために」という関係を表す重要な要素であり、イタリア語の文の理解において重要な役割を持っています。