受動文(voz pasiva) は、動作を行う人ではなく、動作を受けるものを主語として表す文です。
日本語では「〜される」という形になります。
例
El libro fue escrito por Cervantes.
その本はセルバンテスによって書かれました。
ser を用いる受動文
スペイン語の受動文は、次の形で作られます。
ser + 過去分詞 + por
例
La carta fue escrita por María.
その手紙はマリアによって書かれました。
El puente fue construido en 1900.
その橋は1900年に建てられました。
過去分詞の一致
過去分詞は、主語の 性と数 に一致します。
例
La puerta fue abierta.
そのドアは開けられました。
Las puertas fueron abiertas.
そのドアは開けられました(複数)。
行為者
動作を行う人は por を使って表します。
例
La novela fue escrita por el autor.
その小説はその作家によって書かれました。
se を用いる受動表現
スペイン語では se を使った受動表現もよく使われます。
例
Se venden libros.
本が売られています。
Se habla español aquí.
ここではスペイン語が話されています。
この表現は、行為者を特に示さない場合によく使われます。
例文
La casa fue construida hace cien años.
その家は100年前に建てられました。
Se venden frutas.
果物が売られています。
Se hablan muchos idiomas en este país.
この国では多くの言語が話されています。
スペイン語では、ser を用いる受動文よりも、se を用いる受動表現の方が日常会話ではよく使われます。
7.7 se 構文
se 構文 は、スペイン語で非常によく使われる構文で、動詞に se を付けることでさまざまな意味を表します。
se は、再帰、受動、一般表現など多くの働きを持つ重要な語です。
再帰の se
主語が自分自身に対して行う動作を表します。
例
Se lava.
彼は体を洗います。
Se levanta temprano.
彼は早く起きます。
相互の se
二人以上の人が互いに行う動作を表します。
例
Se miran.
彼らは互いに見ています。
Se ayudan.
彼らは助け合っています。
受動の se
行為者を示さず、動作の結果だけを述べる場合に使われます。
例
Se venden libros.
本が売られています。
Se habla español aquí.
ここではスペイン語が話されています。
一般表現の se
「人は〜する」「〜される」という一般的な意味を表します。
例
En España se come tarde.
スペインでは食事が遅いです。
Aquí se trabaja mucho.
ここではよく働きます。
例文
Se abren las puertas a las nueve.
ドアは9時に開きます。
Se estudia mucho en esta escuela.
この学校ではよく勉強します。
Se venden coches.
車が売られています。
se 構文 は、再帰、受動、相互動作、一般表現などさまざまな意味を持つため、スペイン語の文法の中でも重要な特徴の一つです。