6.2 ci

ci は、いくつかの異なる意味を持つ特殊な代名詞です。文の中では、前に出てきた語句を受けたり、場所を表したりする働きをします。

まず ci は、「そこに」「そこへ」 という意味で使われることがあります。これは多くの場合、a + 場所 の内容を受けます。

Vado a Roma.
私はローマへ行く。

Ci vado.
そこへ行く。

この場合 a Roma の代わりに ci が使われています。

同様に

Vai al ristorante?
あなたはレストランへ行きますか。

Sì, ci vado.
はい、そこへ行きます。

このように ci は場所を指す代名詞として使われることがあります。

次に ci は、a + 物事 の内容を受けることもあります。

Pensi a questo problema?
あなたはこの問題について考えていますか。

Ci penso.
それについて考えています。

ここでは a questo problemaci が受けています。

さらに ci は、noi(私たち) に対応する代名詞として使われることもあります。

Marco ci vede.
マルコは私たちを見る。

この場合 ci は「私たちを」という意味になります。

また ci は、慣用的な表現の中でもよく使われます。

Ci sono molti studenti.
多くの学生がいます。

ここでは ci sono が「〜がある/いる」という意味を表しています。

ci は通常、動詞の前 に置かれます。

Ci vado domani.
明日そこへ行きます。

ただし、不定詞や命令形では 動詞の後ろに付く ことがあります。

Voglio andarci.
そこへ行きたい。

Portaci Marco.
マルコをそこへ連れて行きなさい。

このように ci は、場所を表したり、前置詞 a を伴う表現の内容を受けたり、また「私たち」を表したりする多くの働きを持つ重要な代名詞です。


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