13.5.2 受動の si

イタリア語では si を使って、受け身の意味を表すことができます。これを 受動の si(si passivante) と呼びます。英語の受動態 is sold, are spoken などに近い表現です。

基本の形は次の通りです。

si + 動詞(三人称)

このとき、動詞は 文の主語の数に一致 します。

例を見てみましょう。

In questo negozio si vendono libri.
この店では本が売られている。

Qui si parlano molte lingue.
ここでは多くの言語が話されている。

このように librimolte lingue が文の主語となり、動詞が複数形になります。

単数の場合は次のようになります。

Qui si parla italiano.
ここではイタリア語が話されている。

この場合、italiano が単数なので parla になります。

この表現は、通常の受動態(essere + 過去分詞)よりも、一般的で自然な表現としてよく使われます。

例えば

I libri sono venduti qui.
本はここで売られている。

より自然な言い方は

Qui si vendono libri.
ここでは本が売られている。

このように 受動の si は、誰が行うかを示さずに、一般的な行為を表すときによく使われます。特に広告、案内、説明などの文でよく見られる表現です。


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