イタリア語では、直接目的語代名詞 と 間接目的語代名詞 が同時に使われることがあります。このとき二つの代名詞は別々に置かれるのではなく、一定の形で結合して一つのまとまりになります。 これを 代名詞の結合(combinazione dei pronomi) と呼びます。
まず基本的な語順は次の通りです。
間接目的語代名詞 + 直接目的語代名詞
例えば次の文を見てみましょう。
Do il libro a Maria.
私はマリアにその本をあげる。
ここで
Maria → le(彼女に)
il libro → lo(それを)
となりますが、二つの代名詞はそのまま並べるのではなく、形が変わります。
le + lo → glielo
したがって文は次のようになります。
Glielo do.
私はそれを彼女にあげる。
同様にいくつかの例を見てみましょう。
Do il libro a Marco.
私はマルコにその本をあげる。
Glielo do.
私はそれを彼にあげる。
Porto le chiavi a Maria.
私はマリアに鍵を持っていく。
Gliele porto.
私はそれらを彼女に持っていく。
代名詞の結合では、間接目的語代名詞 mi, ti, gli, le, ci, vi は、結合すると me, te, glie, ce, ve の形になります。
その後に直接目的語代名詞が続きます。
例えば
me + lo → me lo
te + la → te la
ce + li → ce li
例を見てみましょう。
Mi dai il libro.
君は私にその本をくれる。
Me lo dai.
君はそれを私にくれる。
また
Ti mando la lettera.
私は君にその手紙を送る。
Te la mando.
私はそれを君に送る。
このように、イタリア語では二つの目的語代名詞が同時に使われる場合、一定の形で結合して使われます。会話や文章でもよく使われる表現であり、文の構造を理解するうえで重要なポイントになります。