大過去(trapassato prossimo) は、「過去のある時点よりもさらに前に起こった出来事」を表す時制です。英語の past perfect(had + 過去分詞) に相当します。
この時制は次の形で作られます。
半過去の助動詞(avere / essere) + 過去分詞
例を見てみましょう。
Avevo già mangiato.
私はすでに食べていた。
Siamo arrivati quando lui era già partito.
私たちが到着したとき、彼はすでに出発していた。
このように、大過去は 二つの過去の出来事を区別する ときに使われます。
まず起こった出来事が 大過去、その後に起こった出来事が 近過去や半過去 などで表されます。
もう一つ例を見てみましょう。
Quando sono arrivato, Marco aveva finito il lavoro.
私が到着したとき、マルコはすでに仕事を終えていた。
ここでは
aveva finito(終えていた) → 先に起こった
sono arrivato(到着した) → 後に起こった
という時間関係があります。
essere を助動詞として使う場合には、過去分詞は主語の性と数に一致します。
例
Maria era arrivata presto.
マリアは早く到着していた。
I ragazzi erano partiti.
少年たちは出発していた。
このように 大過去 は、過去の出来事の中でさらに前に起こった出来事を表す時制であり、出来事の時間関係を明確にするために使われます。