イタリア語では si を使って、受け身の意味を表すことができます。これを 受動の si(si passivante) と呼びます。英語の受動態 is sold, are spoken などに近い表現です。
基本の形は次の通りです。
si + 動詞(三人称)
このとき、動詞は 文の主語の数に一致 します。
例を見てみましょう。
In questo negozio si vendono libri.
この店では本が売られている。
Qui si parlano molte lingue.
ここでは多くの言語が話されている。
このように libri や molte lingue が文の主語となり、動詞が複数形になります。
単数の場合は次のようになります。
Qui si parla italiano.
ここではイタリア語が話されている。
この場合、italiano が単数なので parla になります。
この表現は、通常の受動態(essere + 過去分詞)よりも、一般的で自然な表現としてよく使われます。
例えば
I libri sono venduti qui.
本はここで売られている。
より自然な言い方は
Qui si vendono libri.
ここでは本が売られている。
このように 受動の si は、誰が行うかを示さずに、一般的な行為を表すときによく使われます。特に広告、案内、説明などの文でよく見られる表現です。