スペイン語の大文字(Mayúsculas)と小文字(Minúsculas)の使い分けは、基本的には英語や日本語のローマ字表記とよく似ています。文の冒頭や固有名詞(人名、国名、地名など)の頭文字を大文字にするのは共通のルールです。
しかし、「英語では大文字にするけれど、スペイン語では小文字にする」という重要な差異がいくつか存在します。専門的な文書を書く際に見落とされがちなポイントを体系的に整理しました。
💡 小文字で書き始めるべき重要なケース(英語との違い)
1. 曜日・月の名前
カレンダーに登場する曜日や月の名称は、文頭に来る場合を除き、常に小文字で書き始めます。
- 曜日: lunes(月曜日)、martes(火曜日)、domingo(日曜日)
- 月: enero(1月)、abril(4月)、diciembre(12月)
2. 言語名・国籍(民族名)
「〜語」や「〜国人」を表す形容詞・名詞は、すべて小文字扱いです。
- 言語: español(スペイン語)、japonés(日本語)、inglés(英語)
- 国籍: mexicano(メキシコ人/の)、francés(フランス人/の)
3. 書物・映画などのタイトルの「2文字目以降」
英語ではタイトルに含まれる名詞や動詞の頭文字をすべて大文字にすることが多いですが、スペイン語の原則は「最初の単語の頭文字だけが大文字」です(タイトル内の固有名詞は除く)。
- (例)El ingenioso hidalgo Don Quijote de la Mancha(ドン・キホーテの正式原題)※最初の
Elと、人名であるDon Quijote/ 地名Mancha以外はすべて小文字です。