4.1.2 不規則変化

イタリア語の形容詞の多くは規則的に語尾が変化しますが、いくつかの形容詞では通常とは異なる変化が見られます。このようなものを 不規則変化 と呼びます。

まず、語尾が -co-go で終わる形容詞では、複数形を作る際に h が入ることがあります。これは発音を保つためです。

例えば次の形容詞があります。

bianco
白い

この語は次のように変化します。

bianco
白い(男性単数)

bianca
白い(女性単数)

bianchi
白い(男性複数)

bianche
白い(女性複数)

ここでは -co が複数形で -chi に変化しています。

同様に

lungo
長い

は次のようになります。

lungo
長い(男性単数)

lunga
長い(女性単数)

lunghi
長い(男性複数)

lunghe
長い(女性複数)

また、語尾が -ca-ga で終わる女性形の場合にも、複数形では -che-ghe になることがあります。

このような変化は、子音の発音を保つために h が加えられる点が特徴です。

さらに、いくつかの形容詞は語形そのものが不規則に変化します。例えば

buono
良い

cattivo
悪い

などの形容詞は通常の変化をしますが、語形が短くなる特別な形が使われることがあります。

buon giorno
おはようございます

この場合、buonobuon という形になっています。このような形は特定の語の前で使われることがあります。

このように、イタリア語の形容詞には基本的には規則的な語尾変化がありますが、語によっては発音や語形の関係で特別な変化をするものも存在します。頻繁に使われる形容詞については、実際の用例とともに覚えていくことが重要です。


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