イタリア語では、名詞に接尾辞を付けることによって意味を変化させることができます。縮小辞が「小さい」「かわいらしい」という意味を表すのに対し、拡大辞(augmentativo) は「大きい」「強い」「立派な」といった意味を表します。
拡大辞として最もよく使われる接尾辞は -one(女性形は -ona) です。この接尾辞を名詞の語幹に付けることで、「大きな〜」という意味を表す語になります。
例えば次のような語があります。
porta
扉
portone
大きな扉
libro
本
librone
大きな本
また、拡大辞は単に大きさを表すだけでなく、「力強い」「印象の強い」といった意味を表すこともあります。
ragazzo
少年
ragazzone
大きな少年、たくましい若者
このように、拡大辞は意味を強調する働きを持つことがあります。
拡大辞が付いた名詞は、通常の名詞と同じように性と数の変化を持ちます。例えば
portone
大きな扉
portoni
大きな扉(複数)
のように複数形を作ることができます。
このようにイタリア語では、接尾辞を使うことで名詞の意味を変化させることができます。縮小辞と拡大辞は、語のニュアンスを豊かにする重要な要素であり、日常会話でもよく使われます。